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中小企業の最適な取引先を自動抽出 AIを活用したビジネスマッチングレコメンド機能をリリース

経営支援プラットフォーム「Big Advance」にて6月30日から提供開始
プレスリリース - 2020.06.30 | Big Advance FAI

株式会社ココペリ(東京都千代田区、代表取締役CEO:近藤繁)は、本日から中小企業向け経営支援プラットフォームBig Advance内で、AIを活用したビジネスマッチングレコメンド機能の提供を開始します。
本機能を実装することで、約7,000件のマッチングニーズの中から中小企業のニーズに適したレコメンドが表示されます。幅広いマッチングニーズを表示することで、新たなビジネス機会創出が可能となります。

本機能を提供する背景

中小企業向けの経営支援プラットフォーム「Big Advance」は、30以上の金融機関が導入しており、全国16,000社を超える中小企業が利用しています。
Big Advanceの主要機能の1つであるビジネスマッチングは、月間約800件以上のマッチング申込があります。今後も登録企業数は増加していくことが見込まれる中、利用する中小企業がより最適な相手を探し出せるようにするため、AIを活用したビジネスマッチングレコメンド機能の提供を開始しました。
中小企業が閲覧している案件に類似する案件をAIが自動的に抽出しレコメンド表示されるので、中小企業は自社に合った情報を効率良く見つけることができます。本機能を通じて、より多くのビジネスマッチングを生み出し、中小企業の成長支援につながることを目指します。

ココペリのAIモジュール「FAI(ファイ)」の概要

FAIは、企業の様々なビッグデータから意味や妥当性を抽出し、最適な結果を分析・予測するAIモジュールの総称です。

今回提供を開始した「ビジネスマッチング先抽出モデル」について

AIに人の言葉を扱わせる自然言語処理の分野は、深層学習の活用によりここ数年で著しい発展を遂げています。
「ビジネスマッチング先抽出モデル」でも、最先端の深層学習による自然言語処理技術を活用しています。この技術により、単語の言い換えにも柔軟に対応しながら、マッチングニーズ登録情報(タイトル・詳細情報)の文章全体の意味を捉えた上で類似案件を抽出することが可能になっています。

単純に同じキーワードが使われている案件を抽出する方法と比べて、人間から見てより自然なレコメンドとなっています。また、広い意味での類似案件を抽出することで、中小企業のビジネスの可能性を広げるようなマッチングを提案することを目指しています。

今後について

今回リリースした「ビジネスマッチング先抽出モデル」は、日本語だけでなく英語を含む外国語にも対応しているため、様々な国へのBig Advanceの展開が可能となります。
 また、現在のAIの学習範囲はマッチングニーズ登録情報(タイトル・詳細情報)のみですが、今年度中をめどに企業情報やその他項目まで学習範囲を広げていきます。これにより潜在的なニーズに基づくビジネスマッチングを創出することを目指しています。

【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

広報担当
TEL:03-6261-4091
E-mail:press@kokopelli-inc.jp